任意売却体験者インタビュー④(佐賀県佐賀市N様)

佐賀県佐賀市で塗装関連の自営業を営んでいたN様。

リーマンショック以降、仕事が大幅に減って価格競争も厳しくなり、収入が大きく減ってしまったそうです。

その結果、住宅ローンの返済ができなくなってしまい、競売になる前に任意売却を決意されました。

 

リーマンショックで仕事が激減…

インタビュアー:住宅ローンの返済が苦しくなってしまった経緯を教えてください。

N様:会社から独立して個人で塗装の仕事を受けていました。景気が良かったときはそれなりに仕事があったのですが、リーマンショックの影響でたくさん仕事をもらっていた取引先が倒産するなどして、仕事がピーク時の半分くらいまで減ってしまいました。

しかもそれ以降は価格もそれまで以上にシビアになって、安くしないと仕事がもらえなくなってしまいました。なのでほぼ元請け企業の言い値で仕事をするしかなく、働いても働いてもあまり儲からないという状態でした。

 

インタビュアー:それで収入が減ってローンの返済が厳しくなってしまった?

N様:はい。必死に営業して新規開拓したのですが、結局は安くしないと仕事が取れない。でも仕事をもらわないと収入が入らないので、言い値で仕事を受ける。でもほとんど儲からない。そんな悪循環でした。

仕事が少ない月は、住宅ローンはおろか生活費すらままならない状態でした。何とか頑張って立て直そうと思ったのですが、住宅ローンも滞ってしまいこのままでは今の生活はもう続けられないなと思いました。

 

家族のためにも競売だけは避けようと思った

インタビュアー:任意売却をしようと決意されたのはどのようなきっかけでしたか?

N様:住宅ローンの滞納分も溜まってしまい、これはもう返せないと悟りました。でも競売で安く叩き売られてしまうのはもったいないですし、何より妻や娘がいたので競売で世間に知られてしまうことだけは避けたかったんです。

そこで任意売却という方法があることを知って、これにかけようと決意しました。家を売るってなった時は妻に最初反対されましたが、これ以上は払い続けられないし競売だけは避けたいということを伝えて納得してもらいました。

 

負担が減ったことで家族の時間が増えた

インタビュアー:実際に任意売却してみた感想と今後について聞かせてください。

N様:手続きはほとんどライフソレイユさんがやってくれたので、特に手間はなかったです。でもやっぱり引越は大変でしたね。引っ越し前日は家族全員で深夜まで片付けをやって何とか間に合わせました(笑)

でも実際に引っ越すと、多少家は狭くなりましたが何不自由なく暮らしています。むしろ今までは返済や生活費のことで頭がいっぱいで家族と日常的な話をすることも減っていたのですが、負担が減ったことで前よりも家族の時間が増えました。

今後はについては、家族に辛い思いをさせた分仕事を頑張って少しでも良い思いをさせてやりたいです。今の仕事も必死に新規開拓の営業をしていたおかげでようやくほんの少しずつですが、依頼が増えてきたので何とか続けていけそうです。

インタビュアー:貴重なお話ありがとうございました。