任意売却体験者インタビュー①（福岡県福岡市Ｓ様）
福岡県福岡市に在住だったＳ様は、収入の減少と出費の増加によりカードローンなどの借金に頼らなくては生活費が賄えない状況になっていました。
その結果、借金の返済が生活費をさらに圧迫するという悪循環に陥り、ついには住宅ローンの返済もできなくなってしまいました。
そこで多重債務から脱却するために、自宅を任意売却すると同時に借金を債務整理して生活の立て直しを図り、再出発されました。
最初はすぐに返せると思った…
インタビュアー：まずは借金が膨れ上がってしまった当時の状況を教えてください。
Ｓ様：きっかけはリーマンショックです。家を買った当時は今の収入なら問題なく生活できるだろうと思っていましたが、リーマンショックで会社の業績が急激に悪化し、残業代やボーナスが大幅にカットされてしまいました。
それに追い打ちをかけるように、ちょうど子供の進学など出費も重なり、給料だけでは払えなくなってしまいました。そこでほんの一時的だけのつもりでカードローンを借りたのが始まりです。
借金をすることにすごく抵抗がありましたが、申し込んでみると驚くほど簡単にお金を借りることができました。最初はたった20万円です。すぐに返せると思いました。しかしただでさえ家計がギリギリの状態でなかなか返しきれず、足りなくなるとまた借りるというのを繰り返していくうちに金額がどんどん大きくなっていきました。
インタビュアー：その結果、更に生活が苦しくしなってしまったと…？
Ｓ様：はい。借金が増えるにつれて毎月の返済額も増えていき、給料のほとんどを返済に充てるという状況まで言ってしまいました。当然それでは生活できないのでまた借りる、すると返済額も更に上がるという流れです。
そして気付ば返済するために借りるという、いわゆる多重債務の状態になっていました。借金をしてそのお金をそのまま別の会社の返済のためにすぐに振り込むということもやっていて、いったい何をやっているんだろうと思いましたね。
まさか自分が多重債務なんて…
インタビュアー：その時の心境はどうでしたか？
とにかく先が見えなくて不安でした。働いても働いても借金の額が大きくなっていく。このままでは悪化していくだけという現実を目の前にすると絶望的な気持ちになりました。
その現実を見ないように、いつか頑張っていれば終わりが来るかもしれないという楽観的な希望を持って現実逃避もしましたね。
それでも滞ってしまった借金や住宅ローンの督促状が送られてくると一気に現実に引き戻されます。もういやでいやで最後のほうはもう銀行からの書類を開けることすらできなくなりました。
まさか普通のサラリーマンだった自分が多重債務に陥るなんて思ってもいませんでしたので、悔しい気持ちと情けない気持ちに打ちのめされて、なぜ自分がこんな状況に陥ってしまったのだろうと自問自答を繰り返す日々でした。
競売になると言われ、もう後戻りできないんだなと
インタビュアー：その状況から任意売却を検討された経緯を教えてください。
そんな状況に追い込まれても家を手放すということは最後まで考えませんでした。なぜだか家を失ったらすべて終わりだといように考えていましたね。
それでも最後は住宅ローンも払えなくなって４か月分くらい溜まってしまった段階で、滞納分全額を返済してくれないと最終的に競売になると言われて、もうどうにもならないところまで来たんだと悟りました。
銀行にもう払えないということを伝えると、任意売却という方法があることを教えてもらい、ネットで検索してライフソレイユさんに相談しました。
先が見えたことで心が楽になった
インタビュアー：相談いただいた感想を教えてください。
それまでは現実逃避していたので、今いくら借金があるかもわからない状況でした。そこでライフソレイユさんにお話をしながら現状を整理してもらいました。そこで初めて自分も今の現状と自分の将来に向き合うことができました。
すべてをお話ししたところ、任意売却しただけでは住宅ローンの残債も他の借金も残ってしまって生活が楽にならないので、債務整理も一緒にやりましょうとご提案いただきました。それまで何も考えていなかったので、そんな方法もあるのかという感じでした。
単に家を任意売却するだけでなく、その後の生活のことまで一緒に考えてくださって本当に助かりました。
インタビュアー：任意売却と債務整理をされて、その後の状況はいかがですか？
自宅は無事に任意売却できましたが、残債が200万円以上残りました。あとは他の借金も300万円以上に膨らんでいたので、その借金も併せて個人再生という方法をライフソレイユさんが手配してくれた弁護士に依頼しました。
結果的に借金が大幅に減額されて、毎月の返済も大幅に少なくなりました。これなら無理なくやっていけると思います。
そして何より気持ちが軽くなりました。ずっと先が見えない中で現実を直視できずに逃げていたのが、先が見えたことでとにかく楽になりましたし、今後の自分の人生についても見つめなおすことができました。
