勤務先の倒産で住宅ローンの支払いが厳しくなったO様(大分県大分市)
転職と奥様の病気で生活が逼迫 → 任意売却で負担を軽減
大分市にお住まいだったO様夫妻は、2年前にご主人のお勤め先の会社が倒産してしまい収入が激減してしまったと言います。何とかホテル業界に転職できたものの、収入はそれまでよりも大幅に少ないものだったそうです。
また、その頃には奥様が糖尿病になってしまい、体調の悪い日が多くなり、仕事を続けていけるような状態ではなかったため退職を余儀なくされました。
度重なる不運により家計が逼迫し、住宅ローンの支払いが困難になってしまったので、何か方法はないものかとご相談をいただきました。
当社のサポート内容と結果
当社のサポートとしましては、住宅ローンの滞納によるリスクやいくつかの対策をお話させていただき、最終的には任意売却を進めることになりました。
O夫妻様は、猫を多頭飼いされておりましたので、ご自宅を任意売却した後にお引越しされるお住まいに制限がかかってしまうことが懸念材料としてありました。
最終的に、賃貸住宅を借りることはペットの問題があるため難しく、ひとまず奥様だけご実家に猫を連れて帰ることになりました。
奥様は、体調を崩されていることもあり、ご実家に帰ることで不安を解消する材料になること、ペットとそのまま暮らせることから、当面の間はご実家に戻る選択を促しました。
不動産需要の少ないエリアであることや新型コロナウイルスによる内覧自粛の動きもあり、物件の購入者を見付けることに苦戦しましたが、無事に任意売却が成立して住宅ローンの負担を軽減することができました。
感想
相談したころは、収入のこと、妻の体調のこと、住宅ローンの支払いのことなど悩みばかりでした。考えていても打開策が見付からず、苦しい日々でした。
そんな時、何か解決策があるのではとネット検索を続けていると任意売却という方法があることを知りました。
早速電話をしたら、すぐに対応してくれて相談に乗ってくれたことで、気持ちが楽になったことを鮮明に覚えています。いろいろな相談にのっていただき助かりました。ありがとうございました。
解説
私も随分前になりますが、勤め先の事情で職場を去ることになったことがあります。そればかりは、どうしようもないですし、誰にでもある得ることです。
大企業ですら、終身雇用は崩壊したと言われておりますので、中小企業でも不測の事態は当然起こりえます。
終身雇用の崩壊や企業の存続の確実性は、過去を見ても不安定なことは明らかです。
そのうえで、通常住宅ローンは長期間のローンになりますので、今回のようなリスクはつきものです。
とはいえ、お勤め先の万が一の事態に備えておくことは現実的ではないと思いますので、困ったときはすぐに相談すること、行動することが大事になってきます。
ご相談先は、状況によって違ってきますので、住宅ローンを返済している銀行に相談して解決しないのであれば、任意売却を専門に取り扱っている不動産業者に相談することをお勧めします。