住宅ローンと税金の滞納でご相談いただいたK様(福岡県福岡市)

住宅ローンと500万円以上の税金滞納 → 任意売却ですべて清算

福岡県福岡市にお住いだったK様。住宅ローンの返済が厳しく今後の生活が不安とのことで、当社に任意売却のご相談いただきました。

ヒアリングをさせていただいたところ、月々の住宅ローンの支払いが8.5万円あり、返済期間が9年くらい残っており、月々の住宅ローンの支払い額と期間を考えた時に、生活をしていけるのか不安とのことでした。

また、他の債務もお聞きしていくと、一番の不安要素が浮かび上がってきました。

なんと税金の滞納が、延滞税等も含めると500万円ほどに膨らんでおり、年々滞納額が減るどころか増加している状況で改善策が見付からず困っていらっしゃいました。

現在の年齢が65歳であり年金しか収入がないことを考えると、滞納した税金と住宅ローンを自力でお支払いしてくことは難しいと思われました。

 

当社のサポート内容と結果

税金の滞納が、一番の問題点であることは明白であったため、清算することが必須な状態でした。

まずは、税金を滞納すると延滞税が高利であること、債務整理(個人再生・自己破産)をしても、税金だけは減らしたり無くしたりできないことをご説明させていただきました。

次に、ご自宅の査定をさせていただきました。その結果、売却することで住宅ローンや他納税金、他の債務、売却諸費用が全て支払える金額で売却を進めていくことになりました。

売却価格設定に関しましては、住宅ローンの滞納を開始していることもあり遅延損害金等債務が膨れるリスクもあったため、早急に売却が可能な適正価格を見極めることが求められました。

その後すぐにご自宅を販売し、無事に買い手がすぐに見つかったことでスムーズに任意売却することができ、被害を最小限に抑えることができました。

 

感想

他の借金や生活費の支払いがあるために、税金の支払いを後回しにしてしまいました。払える時にまとめて支払えば良いと思い滞納をしていたのですが、そもそも収支の改善が出来ない限り、まとめて支払うことができるはずもなく、どんどん滞納が膨らんでいきました。

滞納が膨らんでいくと、遅延損害金等もみるみるうちに膨らんでいき、全く返済できない状況に追い込まれました。あまりにも滞納が膨らんでしまったために、不動産の売却も視野に入れた上で、返済が可能なのかを相談することに決めました。相談してからは、気持ちも少し楽になり、売却して清算する決意が固まりました。

他の不動産屋さんにも相談しましたが、他の不動産屋さんは家を売ることだけで、税金や住宅ローンのことに関してはあまりアドバイスをいただけませんでした。

ライフソレイユさんは家を売ることだけではなく、そういった債務のことや今後の生活のことまで親身に相談に乗っていただけたので、一番信頼できると思いお任せすることにしました。

わからないことがあった時に適切なアドバイスをいただき、滞りなくすべてを売却して清算することができました。大変感謝しております。

 

解説

税金の滞納は、一番やってはいけない事なのですが、他の債務の滞納と違いすぐに何らかの処置をされることが少ないために、ついやってしまいがちな行為です。このようなケースの場合、税金の差し押さえが入ると売却することさえも難しくなってしまう可能性があります。

こういったケースで任意売却のノウハウを持っていない不動産屋さんに相談してしまうと、売却価格を無謀なほど高額に設定してしまうことを散見します。

取り敢えず売れなくても高めに設定しておいて、徐々に価格を下げていけば売却できるのではないかと安易な設定をしてしまうと、そのまま長期間売れ残り、延滞税や遅延損害金が膨れ上がってしまいます。

税金や住宅ローン、他の借金の滞納などがある場合は、一般の不動産会社ではなく債務問題に詳しい任意売却業者にご相談されることをお勧めします。