年金収入のみでローン返済ができなくなったS様(大分県大分市)
退職金が想定より入らずローンの返済が困難に → 自宅を任意売却して平穏な老後生活に
大分市にお住まいだったS様は、定年退職後の収入が年金のみとなってしまい、住宅ローンの返済が厳しくなってしまいました。
自宅を購入した時の計画では退職金で繰上返済をする予定でしたが、その後の不況や転職の影響もあり、退職金が予定していた額よりも大幅に少ないものになってしまいました。
退職後もアルバイトをするなどしてしのいできましたが、お病気を患ってしまい仕事もなかなか続けられない状況で、ローンの返済が滞るようになっていました。
こんな状態であと10年もローンを返していくことは到底できないと考えたS様は、任意売却を決意し当社にご相談いただきました。
当社のサポート内容と結果
当社にご相談いただいた時点で、住宅ローンの残高は1000万円ほどでしたが、家屋の築年数が25年近かったことから売却価格の相場としては750万円ほどでした。
そこで、銀行へ連絡をして任意売却の承諾をいただき、結果的には800万円ほどで売却することができました。
残債が200万円ほど残りましたが、高齢で収入も年金のみという状況であったことから、月5000円と非常に少額の分割払いで合意を得ることができました。
結果としてS様は、老後の先の見えない不安から解放され、今は息子様の家の近くの賃貸に引っ越し、無理のない生活を送っています。
感想
今思えば計画が甘かったのですが、自宅を買ったときは景気も良く、退職金で繰り上げ返済すればよいと考えていましたが、結局想定していた退職金の3分の1ももらえず、生活資金だけで消えてしまいました。
今の年金だけではあと10年もローンを払い続けることは到底できず、この先の老後をどうやって生きていけば良いのだろうと不安な日々でした。
そんな時にネットで任意売却というものを知り、ライフテラスさんに相談しました。
無事に家が売れて、残ったローンも少しずつ返せばよいということになり、これでようやく息子たちの近くで平穏な老後生活を送ることができそうです。
解説
S様のように、好景気のころに自宅を購入された方は、退職金を前提としたローンの組み方をしている方が少なくありません。特に完済年齢が70歳を超えている方は注意が必要です。
ローンを組むときはある程度の退職金を見込めていても、その後の会社の業績悪化や転職などによって退職金がほとんど出ないというケースも最近では増えています。
そうなると、定年退職後の収入が年金のみとなり、それまでと比べて大幅に下がるためこれまで通りローンの返済を70歳まで続けていくことは困難です。
このような方は、生活が困窮する前に、自宅の任意売却も含めて早めに生活をダウンサイジングすることをご検討いただいたほうが良いかと思いますので、お気軽にご相談いただければと思います。