残業代とボーナスカットでローンが払えなくなったY様(山口県下関市)

収入の減少で住宅ローンを滞納 → 任意売却で負担を軽減

大分県下関市で会社員をしていたY様は、15年前に一戸建ての自宅を購入しました。

当時は収入も十分で、ローンも問題なく払っていけるだろうと考えていましたが、会社の方針転換と業績悪化によって事態が一変したそうです。

当時は残業が多く残業代もかなりの額が支給されていたそうですが、近年の働き方改革の流れを受けて残業がほとんど認められなくなってしまいました。

また、それ以降は会社の業績も悪化して、ボーナスも大幅にカットされてしまったそうです。
その結果、それまでは残業代やボーナスも含めて500万円以上あった年収が、100万円以上下がってしまったそうです。

それと同時に子供の学費などもかんみ、貯金を切り崩すしかなかったそうです。
2年ほどはその状況で頑張っていたそうですが、ついに貯金が底をついて住宅ローンを滞納してしまい、当社にご相談いただきました。

 

当社のサポート内容と結果

当社でご相談をさせていただいた結果、これ以上の返済は難しく競売だけは何としても回避したいとのことから、住宅ローンの負担を軽減するために任意売却を進めることになりました。

住宅ローンの残債が1800万円で、当初の査定額は1500万円でしたが、想定以上に高く1650万円で買い手を見つけることができました。

銀行との調整も順調に進んで無事に任意売却が成立し、競売を回避したうえで引越し代も確保することができました。
また、ローンの残債についても、交渉の結果月1万円の分割払いが認められました。

その後、それまでのローン返済額よりも家賃の低い賃貸に引っ越し、ゆとりのある生活を送られています。

 

感想

自宅を購入した時よりも収入が大幅に減ってしまったうえに、子供の養育費などもかさんで住宅ローンの返済ができなくなってしまいました。

貯金も底をつきてローンを滞納してしまい、このままで自宅が競売にかけられてしまうと思い、ライフソレイユさんに相談しました。

家を失うことに大きな失望がありましたが、このまま放置していたらずっと苦しい状況が続くうえに、自宅が競売にかけられてしまって子供にも迷惑をかけてしまうと思い、任意売却を決心しました。

無事に任意売却ができて良かったです。今は家賃の安い賃貸に引っ越しましたが、不自由なくゆとりのある生活ができるようになってします。

これまでは苦しくても家を守ることに必死でしたが、今の方が幸せな生活ができてきます。ありがとうございました。

 

解説

今回のY様については、明らかに現状の収入とローンの返済も含めた出費のバランスがとれていなかったため、任意売却して負担を軽減することを選択しました。

自宅を購入するときは、それまでの収入がずっと続くか、昇給していくことを前提にローンを組まれる方がほとんどだと思います。

しかし、住宅ローンは数十年単位と長いスパンでの返済となるため、その間で何が起こるか分かりません。

もし、何らかの事情で収入が減少してしまったり出費が増えてしまった場合は、無理せずその時の状況に応じて早めの対処をするべきです。